介護に役立つ色彩に関する資格
カラーセラピスト
色彩に関する資格としてまず挙げられるのが「カラーセラピスト」です。色彩を用いたカウンセリングで相談者の心身を回復させることを目的に、相談者の悩みや生活環境に応じた提案をしていきます。なお、カラーセラピストは公的な資格ではなく民間資格となります。そのため、キャリアアップのための資格というよりは、すでに働いている人のスキルアップのための資格といえます。カラーセラピストとしての知識やスキルの活かし方は職種によって異なりますが、介護職でいえば利用者の心理ケアに活かすことができます。訪問介護の場合は、利用者が日常生活を送る上でのアドバイスに活かせます。
カラーセラピストの資格認定を行っているのは「一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)」です。受講料は38,000円で、在宅で受験することができます。そのため、仕事をしながらでも取得しやすいです。
色彩福祉検定
次に紹介するのが、色彩を活用した心理ケアの知識やスキルを学べる「色彩福祉検定」です。色彩を用いて心身を癒し、相手の内面を汲み取ったケアを提供することができます。最近は、色彩を活用した心理ケアを積極的に取り入れている施設が増えてきました。そのため、キャリアアップを目指す人に役立つ資格です。「一般社団法人日本色彩環境福祉協会」が実施しており、実践的な色彩福祉の知識を持った人材の育成を目的としています。
仕事への活かし方は職種によって異なりますが、主に介護・福祉の分野で活躍している人が多いです。色彩の持つ心理的な作用を用いて、施設の環境整備や利用者のカウンセリングを行います。生活環境のコーディネートや食事の盛り付けにも役立ちます。もちろん、日常生活に活かすこともできます。そのため、応用の幅が広い資格であるといえます。
色彩福祉検定には4つレベルがあります。「3級」「2級」「1級」「色彩福祉士」の順でレベルアップしていきます。試験は公式テキストの範囲内で出題されます。公式テキストでは心理ケアと色彩福祉の関係性、色彩理論などを学ぶことができます。色彩福祉検定の公式テキストは書店で買えますし、過去問の問題集も多く販売されています。過去問の問題集を購入する際には、より理解を早めるために回答解説と模範解答が詳しく載っている物を選びましょう。
以下に、一般社団法人日本色彩環境福祉協会の公式サイトを紹介しますので、興味のある人は参考にしてください。
資格や知識を活かせる職場へ
-
適正や目的に合った職場を選ぶために
色彩のスキルを活かして転職する際に役立つ情報を紹介します。最も効果的な転職方法は、転職エージェントの活用です。様々なサポートを無料で提供してくれます。特に、初めて転職する人にはおすすめです。
詳細を見る